あげくの果てのカノン 4巻 好きな人は"知らない人"になってしまった

こうなることは分かっていたのに...。

日が落ちた表紙に佇むかのんの表情が全てを物語る。

 

以下4巻ネタバレを含みます。

 ↓3巻感想

mominokirin.hatenablog.com

あげくの果てのカノン(4) (ビッグコミックス)

先輩は修繕をして変わってしまった。

それも今までのように食の好みやホクロだけではない。

かのんを好きだと言ったことも、キスしたことも北海道に行って一緒に逃げようと言ったこともちゃんと憶えていながら、その気持ちはもう宗介の中で受け入れられないものになってしまった。

学校に避難している間、テレビのワイドショーで先輩とかのんの不倫映像を流され、大勢の知らない人たちから陰口をたたかれ、先輩に近づけば近づくほど人から嫌われてしまう。

そしてそれは高校時代から親しくしてきた友人も同じだった。

自分の父親が不倫で家を出ていった経験からかのんと宗介の関係に反対していたマリ。

友達だから我慢しようと不倫を受け入れることも試みたが、やっぱりできなかった。

宗介とかのんが不倫し、思い詰めた初穂がゼリーを脱走させ、そのせいで自分が母に安心させようと無理して購入した一戸建てはゼリーにあっけなく破壊された。

夜の仕事に転職もした。

それなのに当人は無神経にも先輩との惚気話を聞かせてくる。

マリと元通りになりたくて謝るかのんだが、先輩を諦めるという考えは微塵もなくて友人のすーちゃんに「いつも自分のことばっかだよね…」と言われる正にその通りなんだろう。

 

先輩からの連絡を待つことだけが生きる希望で、「変化」に翻弄され続けるかのんの日常に新しい風を吹き込むのが新キャラの松木平正史(まつきだいらまさふみ)。

眼鏡を外せば先輩と同じ顔をしてるのに、喋れば喋るほど先輩とは違う人間だと思わせる人。

理屈っぽくてかのんにすら「めんどくさい」と思われたり、実は恋愛に奥手なことをおくびにも出さない感じがとてもかわいい。

人の言動にいちいちドキドキして自分に気があるのでは...と勘ぐってしまうところが少しかのんと似ていて、すごくお似合いな2人だと思う。

変わらない人なんていないと思いますけど

変わることは「適応すること」だから生きていく上で必然であると言う松木平。

好きな人の変化に悩む人たちの中にこういうキャラをこのタイミングで出して来るとは...。

眼鏡がとれる度にあまりのキラキライケメンぶりが眩しく、思わず先輩と重ねて動揺するかのんだが、避難所で精神状態ギリギリの中でも松木平自体には興味がない様子にストーカー魂を感じる。

 

予想はしていたしいずれこういう日が来る覚悟はできてたつもりだったのに...

先輩とかのんがキャバクラで会うシーンは苦しすぎてゼリーに内臓をえぐられたような感覚になってしまう...。

宗介がいっそのこと修繕と一緒に今までの思い出を全部忘れてくれていたらまだ救いがあるのに、記憶を残してかのんを好きだった感情だけそっくり消えてしまっていた。

それでも先輩が変わってしまったことを受け入れられず、ヤケ酒を飲みながら「私が何しようが…関係ないですよね!?」と期待を込めて言ったかのんに

君...めんどくさい人だね

とつまらなそうに呟く宗介の目はかのんへの気持ちや熱はおろか、興味すら完全に失っていた。

皮肉なことに、こうなってみて初めて初穂の言葉が痛いほど身にしみる...

今度は自分の番だと。

 

ゼリーを脱走させたあと初穂は知らない土地で「本田さん」として生きていた。

宗介に捨てられ抜け殻のようになっているかと思ったら、宗介との未来のためにならなくとも、ゼリーを何とかしようと一心不乱に数式を解いていた。

初穂にはゼリー研究という使命があったから奮起して正気を取り戻したが、9年前から先輩がすべてで毎日が先輩づくしだったかのんはこの先どうやって生きていくんだろう。

 

変化していく宗介の方も、戦闘のたびに色んな感情を忘れていく自分についていけなくなっていた。

直前までかのんに会いたいと思いながら戦闘していたのに、修繕後はその理由が分からない。

宗介にとっては初穂も、かのんも、初めて修繕によって変わってしまった母親への感情も

本当なんだ。本当だったんだ。

 

修繕はあまりにも酷だ…

 

作中世界のことが少しずつ分かってきたけど今回また謎が増えた。

「壁」のゼリー、周期。

"修繕"神話をより確かなものにしようとする目的とは?

雨に打たれ増殖を続けるゼリーと世界はどうなってしまうのか。

 

帯で斉藤壮馬さんが「米代先生、世界の終わりまでお供します」と書かれてますが本当にそんな感じ。

どういう選択をしようがどれだけの人たちを傷つけようが、あげくの果てまで行き着いたかのんはどんな姿になっているのか、それだけを見届けたい。

アオアシ 123話

123話「日の丸食堂にて②」

 

Cカラー栗林単独で雑誌の表紙みたいだ…。
近い将来本当に特集組まれたりしそう。

早速遊馬の言葉の意味が分かった。
栗林、めちゃくちゃこわい…

今までの描写からしてもっと普通を想像してたというか、気さくな礼儀正しい優等生という印象だったけど、ちょっと不思議ちゃん入ってる…?
話が急に飛んだり質問しておいてその反応には無視したり…

この思考と行動の読めなさが怖さにも繋がってる感じ。
栗林『 青井、サイドバックってさ「コンプリート」してる選手、世界的にもいないんだぜ』

コンプリートとは…。

しかもそれを「お前ならできるよな」と。
すごい嬉しいけど急だなあ。

アシトは名前認識されてる事すら驚いてるというのに。

情報小出しにして核心を中々教えてくれないのは福田譲りなんだろうか。
コンプリートが辞書的な意味だとしたら完全なSBに必要な要素をアシトは既に持ってるということ?

そしてずっと待ち望んでいた花の献立の話題がついに。
注文する時おもむろに取り出してるからすっかり献立に沿った食事が習慣化されてるっぽい。

よく見るとメニューだけじゃなくて試合前ですたくさん食べて、とか細かい一言まで付け加えてある…これは有難いだろうなあ。

アシトは花が栗林に献立作ろうと思うと話した時
「やりゃいいじゃねーか」
と一蹴したあと自分がムカムカしてる理由が分からなかったけど、今や2人にはあの雨の日があるからな…
嫉妬らしき感情を自覚するのでは…。
サッカー談議が終わったらアシトからまた触れて欲しいところ。

栗林の、クラブを通して献立を渡してくる花に対しての感想が「そっけないしな」なのが…
直接渡してくれても、とかそういう感情が内包されてやしないかと深読みしてしまう。
松永曰く栗林は「モテるくせに女っ気ない」しそんな暇もないだろうけど。


みんなが栗林の出方を伺う空気の中でラブコメも密かに同時進行してるのが楽しい。
栗林と会話させようと都がアシトにヒソヒソやってるのをジト目で見てくる杏里と、なぜ睨まれるのか分からず焦る都がかわいい。
オジェックさんは杏里に話しかけられて頬赤らめてるけど杏里が好きなのか女子に耐性がないのかどっちだろう。

遊馬のしょうもない質問に対して栗林があのインタビュアー泣かせの見透かしたような表情だけど、これ遊馬はわざとふっかけたんじゃないのか…?
栗林にどういう怖さがあるのかよく知ってるわけだから、ちょっとオチャらけてって、無謀なことするなあ。

栗林のどんどん温度を失っていく目で笑いながらじっと見られるの、自分が遊馬だったら涙目だわ…


都が倒した水とコップに反応できたのは栗林とアシトの2人だけで、しかも倒れる前に反応してたから水が倒れそうなのを視界の端でを捉えてたってことか。
栗林その後普通に話を続けるし、

「はは。」って…

濡れた手の水の色を黒くしたらこれ違うものに見える…

 

アシト「視野ですよね。」
水の件と能力発言が繋がったのか…?
当たり前だと思ってた自分の才能に気づきかけてたから栗林に指摘されて意図的に使えるようになってくのかな。

青森星蘭のGKが早くみたい。

アオアシ 122話

122話「日の丸食堂にて①」

 

平さんも言う通り昇格組は四者四様で面白いなあ。
初日の練習を終えて冨樫はついていけない自分にイラつき黒田はただただ落ち込んで、大友は悩みながらも目の前のホカホカ飯を食べ、アシトはワクワクして笑ってる......

 

はじめての"先輩めし"。
この漫画食レポと合わせて食べ物の描写にすごく気合いを感じる。

そしてまたアシトがめちゃくちゃ美味そうに食べるもんだから日の丸食堂のチキンカツが今すぐ食べたくなってきた…

オジェックさんだけ魚みたいだけど好きなのかな。

バカスカ食べるアシトと反対に箸すら持たず一言も発してない黒田は大丈夫か…

アシトがAすげー!と興奮すればするほど横で黒田が分かりやすいほど落ち込んでいる。

2回目だからこのチャンスをモノにしないと次は…とか他3人とは違うプレッシャーもあるんだろうな。

 

松永さんが普通に良い先輩だった。
ご飯誘ってくれるしアシトと同じ外部生な事もあってすっかり打ち解けてるし。

松永さんが2年スカウト3名の内の1人だとすると、セレクション合格の阿久津と昇格生を抜かしてあと2人は誰だろう…。
昇格生多すぎて分からん。

 

U18の代表は義経山田桐木高杉か。
確かに風格があるというか、プロへの道を着実に進む中Bから上がってきた1年のレベルに合わせてる暇はないだろうし、そりゃ思わずため息も出るよな…桐木…。

 

栗林は飛び級でU20代表だと噂をすれば本人来店。
年下の女子2人も引き連れてご飯て…と思ったらお嬢が誘ったのか。
栗林がまきたくなるほど説教するとは流石お嬢だ。
杏里「栗林選手の偏食は有名です。」
ピーマンとかニンジンは見るのもイヤなんだっけ。
花に突っ込まれてたけど意外に子供っぽいし、こうやって同級生達と一緒にいると屈託ない顔で笑うんだなあ。

橘姉を「お義姉さん」と呼び一瞬でベルばら作画になる大友。
都はガン無視でアシトに視線を送りアシトは栗林から目が離せない感じだ。

都が食堂までついてきたのもアシトが気になるからだろうし、プレーと言うよりアシト本人に興味の対象が移り変わりつつある気がする。
杏里はライバルを自ら招き入れてしまったのでは…

 

今までニアミスはあったけど栗林とアシトが直接話すのは初めてだ。
122話にしてようやく…

なんだろう…アシト目線で見てるせいかいつもより栗林が質量をもってそこに存在してる気がする。大物オーラがすごい…

栗林は献立の件とか福田からよく話聞いたりして知ってるけど、アシトの方は自分の名前を認知されてることすら驚くんだな。
栗林「お前だけ、どこに出せばいいのかはわかっていた」
前回阿久津にボールを奪われはしたものの、やっぱり出し所は間違ってなかった。

気さくに見える栗林について
遊馬「ただ、ちょっと話せばわかるが、怖いぜ。」
とは…

次回何かボロクソに言われるんだろうか。
技術の事にちょっと触れてるからそれについて耳が痛い事を言われたり…?
満面の笑みなのが余計不気味だ。

Aのレベルの高さに1人だけますます燃えてるけど、もしかするとこの栗林との会話がアシトにとって一番精神的にグサッと来たりして…

mominokirin.hatenablog.com

アオアシ 121話

121話「洗礼」

 

栗林に杏里は説教好きとインプットされてるのか。
熱心に練習見てるだけかと思ったけど選手のこと良く見てて詳しいし、いつもこの調子で口出してるのかな。

桐木「ふう…」って。
明らかに不満そう。
何度もAB入れ替わりがあってその度にレギュラー組で通用しないから辟易してるんだろうな。

ポジション同じで小柄で冷徹…と黒田と似たものを感じるけど、これからAで影響を受けたりするのかも。
アシトにとっての栗林みたいな。

阿久津の不調を指摘したのは3年の山田豊さんか。
アッくんは栗林と福田の次元の違う会話に大ショックを受けてそれをかなり引きずっている。
気に入らないけど気になる後輩アシトもパス回しの輪に加わり集中どころじゃないのだろうな。
栗林のこの笑みからして阿久津のこと全部見透かしてそうだし、こういう態度も含めて阿久津は面白くなさそう。

福田監督の理想のサッカーについて語り合う仲でもあり強烈に意識してるライバルでもある…複雑な関係だ。

「普通」じゃない発想の連続の中で、アシトの指示の発想は良かったんだろうけど阿久津の動きからしてパスコースを読まれてしまったのか。

アシトからボールを奪ったついでに何か捨て台詞でも吐くのかと思ったら、なんにもなくて拍子抜け…。
阿久津がアシトと絡んで暴力暴言なかったの初めてな気がする。
それだけ今、いっぱいいっぱいなのか。

監督の目の前というのもあるし。

 

本当にあっという間の主力組とのひとときだった…。
アシトの能力を活かす暇も与えてもらえずにただただスピード感と技術と思考に圧倒されるばかり…。
Aでは最初は絶対に通用しないと言われてきた理由が分かった気がする。

桐木の訴えでアシト黒田が控えに戻されてしまうけど、今のところ彼が血も涙もない男で出来る奴感がすごい。
早くプレーが見たい。
あとアオアシの中ではイケメンキャラ扱いなのか気になる。

黒田「見えてなかった…誰一人として…僕が目に映ってなかった…!!」

これは、冨樫がジュニアの練習に参加したとき黒田たちユース生に感じたあの不気味さそのものだ。
多分黒田はこういう扱いをされた事が無いだろうからなあ…
戦意喪失気味の表情だけど早いとこ立て直さないと以前の1ヶ月間と同じになってしまう。

アシトは沈みまくりかと思いきや、
なんだこの表情は…。
目が血走ってる化け物主力集団も怖いけど、この場面で目を輝かせるアシトが1番こわいよ…
ワクワクさせてくれるなあ。

オシム式パス回しだけを見た感じだと控え組に何とかついていけてアシトの才能が上手く発揮されればそれ以上、主力組にはまだまだ歯が立たないといったレベルか。
思った以上に控えとの壁は厚かった…

参加できた時間があまりに短くアシトを認めてくれてる義経ともまだ絡みがないし、そもそも主力とコミュニケーションを殆ど取れていない。
始めから取る気がさらさら無い人もいるけど…

阿久津が栗林への嫉妬や焦りをむき出しなのがとても人間らしくて、今頭の中ごっちゃごちゃなんだろうなあと想像するとどうしようもなく可愛く思えてきた。

頑張れアッくん......

mominokirin.hatenablog.com

 

アオアシ 120話

120話「オシム式」


扉絵、これは女子3人のハロウィン衣装なのかな。
三者三様で可愛い…
いつも女子のセンス溢れる私服は何を参考にされてるんだろう。

素人に親切なオシム式パス回しの解説…ありがたやありがたや。

それにしても奥深しオシム式。
これは今までアシトがマスターしてきたことが全部盛り込まれてる練習なんだな。

足元でボールがもたつくとリズムが狂うから「止めて蹴る」ができないのは論外だし、首振りで周りをよく見ておかないと次にパスする選手を指定できないのか。
しかも相手の位置から奪われない、奪われにくい選手を見つけてそこを指定しなきゃならない。

"応用"としてボールをもう一つ投入。
この少人数でボール2個って…自分が今何してるのかすら分からなくなりそう。

Bでは割と何でも卒なくこなす印象だった大友と冨樫のミスが目立つ一方、必死で食らいつくアシトを試す意味でわざとパスを浮かせる松永。
Aはいじめっ子の巣窟か…

アシトが空中で冨樫の位置から誰を指定すれば奪われないか一瞬にして判断するのを見て呆然と立ち尽くす一同。

パス出した当人まで驚いてるよ。

 

扉絵に留まらず本編にも登場した橘の双子の姉、都。
弟はAチームにいないのに"あいつ"が気になるから練習を覗きにきた。
武蔵野戦を見てた都が気になるといったらアシトしかいないよなあ。

栗林まで来た…
「いい動きしてるよな、あの天パの1年。
青井葦人ってんだよな?たしか。」
おお、覚えられてる。
杏里と顔見知りなのは分かるけど海堂と呼ぶのか。
親しそうだし栗林がジュニアの頃から練習を見に来てたのかな。

アシトと黒田はAチームの主力組に呼ばれる。
ついに1軍の中の1軍に…
控えと主力でAB程のレベルの違いはないだろうけど、今までAに残り続けてるってことは試合で結果を出せてる選手だろうからサッカーセンスのほかに突出した何かを持ってるんだろうな。


アシトをガン見する阿久津。こっわ…
ただでさえ栗林のことで気が立ってるから松永の"試し"が可愛く思えるほどキツい嫌がらせをしてきそう。
こんなもんじゃないからなアッくんは…
普通に容赦ない暴力と暴言浴びせてくるからな。

そもそも何で阿久津ってアシトを目の敵にしてるんだっけ…。
最初はセレクションでアシトが同じチームのメンバーと馴れ合いのような事を始めたのが気に障ったみたいだけど、それからは地方出身同士の同族嫌悪的なものも感じる。
親の金云々の台詞が咄嗟に出てくるのって家庭環境もアシトと似てるのかも。


栗林は私服だから練習に混ざることはなさそうだけどアシトの動きを見てどういう反応か気になる。

可憐な後輩女子2人との絡みも。

mominokirin.hatenablog.com

アオアシ 119話

119話「 スタートライン」


Aチームでの初練習。

今までAの選手には練習相手をしてもらってる感覚だったからこうして同じ練習場に入るだけで緊張感が半端ない。

福田もすぐそこに。
毎日ゾクゾクするコーチングを受けられるんだな...。
栗林目当てのサポーターで人も多い中始まる「オシム式パス回し」。

パスを出す相手に向かって違う人の名前を呼ぶだけで混乱するんですが…
またこうやって説明だけ理解するのと実際に体を動かしながらやるのは全く違うんだろうな。

アオアシを読んでるとサッカー選手ってインテリジェンスの塊なんだなと思う。

福田の指示に無言で練習にうつる選手たちにビビる大友。
腹から声出して返事、とかキャプテンが練習メニューの号令かけたりしないのが部活と違ういかにも"ユース"って感じだ。
その中で平さんが居てくれる安心感。
「顔見るとホッとする~」
と、泣く大友。
Aに上がった後ですら色々面倒見てくれたもんなあ。

Aの中でもこういう練習は主力組と控え組で分かれてするのか…
遊馬はちゃっかり主力組。
1年1人で良くやってるなあ。

主力組に混ざりたいのを隠そうとしないアシト、2年の松永に早速目をつけられる。


このパス回し練習本当にキツい...
パスをする一手先の選手を確認してる間にボールが来るしダイレクトパス限定だから誰に出そうか、相手が誰に出せそうか、考えてる暇がそもそもない。
Bでもやってきた事なのにAではスピードの桁が違う。

 

それでもここで評価されればJリーグの舞台に立てる。

「そうしたら俺は、夢がかなう。」
「母ちゃんに金、本当に送ってやれる!!」
ブレずにずっとこれが原動力なんだなあ。

アシトはほかのユース生に劣る技術を才能でカバーしてる部分があるし、Aに入ったらボロが出始めるかもと予想してたけどまさかAで立派に渡り合う姿がこんなに早く見られるなんて…

「はいつくばってでもBには落ちねえ。」
覚悟が熱い。

Aでは最初は絶対に通用しないと黒田や望さんには言われてきたけどいつか通用する日を待ってたらあっという間に3年過ぎるし、次Aに上がれるのがいつになるのかも分からない。
「今」できるようになるしかない。

Bではアシトが出来ないことを大友や冨樫が練習に付き合って教えてくれたから、この2人がついていけないのは思い切り1軍との差を思い知らされてるようで不安になってくる…
大友冨樫だって覚悟は充分してきたはずなのに、それでも厳しいか。

 

よく考えたらこの話パス回ししてるだけなのにどうしてこんなにも面白いんだろう。

パス回ししてる漫画を深夜に読んで興奮で眠れなくなるって、
そんなのあるんだなあ…。

mominokirin.hatenablog.com

アオアシ 118話

118話 「Aの会合」


きた、Aチーム編。

ベトナムまでトップ帯同している栗林に福田からユースに1度戻れとのお達しが出る。
ユースに帰ってきた栗林と義経たちAチーム豪華メンツでの「会合」。
今までほとんど台詞のなかった人達が喋ってる…会話してる…

桐木は発言からして概ね想像通りの性格だった。

以前義経の語尾に突っ込んでたしそういう役回りなのかな。

義経は練習ギリギリまで寝るタイプらしく「なんかゴチャゴチャ練習場がうるさいジャー!!」と駄々っ子のように騒ぐ。

アシトが試合前に走り込みしてみんなに反対されてた時1人だけ「それで集中できんの?じゃあよござんす」と寛容だったのは自分がこういうスタイルだからなのか…

久々に栗林と再会するそれぞれの反応でキャラクターの性格が垣間見られて面白い。
義経「トゲトゲ君!」てずっと栗林に抱きついてるし、それに対して栗林も他のみんなも全くの無反応なところがいつもこんな調子なのだな…という感じ。

栗林は愛されキャラだなあ…。

福田と阿久津が後から来ると「よ、アッくん。」と声をかける栗林。

アッくん「チッ」

阿久津の方は前に1度「栗」と呼んでたっけ…
この2人の仲が良いのは栗林のあっけらかんとした性格のお陰だろうな。
阿久津の毒舌へのスルースキル高そう。

アッくんは下の名前が綺麗だからぜひとも誰か名前で呼んであげてほしい。

 

福田が栗林を呼び戻したのは今プレミアリーグで高校が強くて面白いからというのと、最たる理由としては
福田「お前さ ちょっと落ち着けよ」
と。

自分の技術を魅せるサッカーに徹しすぎて焦ってない?ってことか。

高2でプロの試合に出ることだけでもすごいのに、そこで通用するかしないか、の次元じゃない。
プロの試合に出ることをゴールに据えずさらにその先を見てる。

どこまで行くんだ栗林は…。

会話のレベルの高さに度肝を抜かす面々。

栗林「俺が、冷静さを失くすことで、何を一番心配してるんですか?福田さんは。」
福田「まァ、怪我なんだろうな。」

やっぱりそうだよな…
みんな福田の過去を知ってるから重く受けとめてる。

栗林はいつも冷静に見えるけど7巻で花といる時サポーターに「エスペリオンの未来はお前にかかってるからよ!」と言われたような事がおそらく日常的にあるだろうから、周囲の期待に応えなきゃとか自分で感じてる以上のプレッシャーがあったのかな。

ユースに戻るのも期間限定だからアシトがAで一緒にプレーできるとしても2ヶ月か。

栗林のプレーを生で見られるうえに同じフィールドに立ってその才能を直接肌で感じられるんだ…

今まで直接的にはただの1度も絡みがなかった2人だから開口一番がとても気になる。

花の献立の件はどうなってるんだろう…。

mominokirin.hatenablog.com