アオアシ 121話

121話「洗礼」

 

栗林に杏里は説教好きとインプットされてるのか。
熱心に練習見てるだけかと思ったけど選手のこと良く見てて詳しいし、いつもこの調子で口出してるのかな。

桐木「ふう…」って。
明らかに不満そう。
何度もAB入れ替わりがあってその度にレギュラー組で通用しないから辟易してるんだろうな。

ポジション同じで小柄で冷徹…と黒田と似たものを感じるけど、これからAで影響を受けたりするのかも。
アシトにとっての栗林みたいな。

阿久津の不調を指摘したのは3年の山田豊さんか。
アッくんは栗林と福田の次元の違う会話に大ショックを受けてそれをかなり引きずっている。
気に入らないけど気になる後輩アシトもパス回しの輪に加わり集中どころじゃないのだろうな。
栗林のこの笑みからして阿久津のこと全部見透かしてそうだし、こういう態度も含めて阿久津は面白くなさそう。

福田監督の理想のサッカーについて語り合う仲でもあり強烈に意識してるライバルでもある…複雑な関係だ。

「普通」じゃない発想の連続の中で、アシトの指示の発想は良かったんだろうけど阿久津の動きからしてパスコースを読まれてしまったのか。

アシトからボールを奪ったついでに何か捨て台詞でも吐くのかと思ったら、なんにもなくて拍子抜け…。
阿久津がアシトと絡んで暴力暴言なかったの初めてな気がする。
それだけ今、いっぱいいっぱいなのか。

監督の目の前というのもあるし。

 

本当にあっという間の主力組とのひとときだった…。
アシトの能力を活かす暇も与えてもらえずにただただスピード感と技術と思考に圧倒されるばかり…。
Aでは最初は絶対に通用しないと言われてきた理由が分かった気がする。

桐木の訴えでアシト黒田が控えに戻されてしまうけど、今のところ彼が血も涙もない男で出来る奴感がすごい。
早くプレーが見たい。
あとアオアシの中ではイケメンキャラ扱いなのか気になる。

黒田「見えてなかった…誰一人として…僕が目に映ってなかった…!!」

これは、冨樫がジュニアの練習に参加したとき黒田たちユース生に感じたあの不気味さそのものだ。
多分黒田はこういう扱いをされた事が無いだろうからなあ…
戦意喪失気味の表情だけど早いとこ立て直さないと以前の1ヶ月間と同じになってしまう。

アシトは沈みまくりかと思いきや、
なんだこの表情は…。
目が血走ってる化け物主力集団も怖いけど、この場面で目を輝かせるアシトが1番こわいよ…
ワクワクさせてくれるなあ。

オシム式パス回しだけを見た感じだと控え組に何とかついていけてアシトの才能が上手く発揮されればそれ以上、主力組にはまだまだ歯が立たないといったレベルか。
思った以上に控えとの壁は厚かった…

参加できた時間があまりに短くアシトを認めてくれてる義経ともまだ絡みがないし、そもそも主力とコミュニケーションを殆ど取れていない。
始めから取る気がさらさら無い人もいるけど…

阿久津が栗林への嫉妬や焦りをむき出しなのがとても人間らしくて、今頭の中ごっちゃごちゃなんだろうなあと想像するとどうしようもなく可愛く思えてきた。

頑張れアッくん......

アオアシ 120話

120話「オシム式」


扉絵、これは女子3人のハロウィン衣装なのかな。
三者三様で可愛い…
いつも女子のセンス溢れる私服は何を参考にされてるんだろう。

素人に親切なオシム式パス回しの解説…ありがたやありがたや。

それにしても奥深しオシム式。
これは今までアシトがマスターしてきたことが全部盛り込まれてる練習なんだな。

足元でボールがもたつくとリズムが狂うから「止めて蹴る」ができないのは論外だし、首振りで周りをよく見ておかないと次にパスする選手を指定できないのか。
しかも相手の位置から奪われない、奪われにくい選手を見つけてそこを指定しなきゃならない。

"応用"としてボールをもう一つ投入。
この少人数でボール2個って…自分が今何してるのかすら分からなくなりそう。

Bでは割と何でも卒なくこなす印象だった大友と冨樫のミスが目立つ一方、必死で食らいつくアシトを試す意味でわざとパスを浮かせる松永。
Aはいじめっ子の巣窟か…

アシトが空中で冨樫の位置から誰を指定すれば奪われないか一瞬にして判断するのを見て呆然と立ち尽くす一同。

パス出した当人まで驚いてるよ。

 

扉絵に留まらず本編にも登場した橘の双子の姉、都。
弟はAチームにいないのに"あいつ"が気になるから練習を覗きにきた。
武蔵野戦を見てた都が気になるといったらアシトしかいないよなあ。

栗林まで来た…
「いい動きしてるよな、あの天パの1年。
青井葦人ってんだよな?たしか。」
おお、覚えられてる。
杏里と顔見知りなのは分かるけど海堂と呼ぶのか。
親しそうだし栗林がジュニアの頃から練習を見に来てたのかな。

アシトと黒田はAチームの主力組に呼ばれる。
ついに1軍の中の1軍に…
控えと主力でAB程のレベルの違いはないだろうけど、今までAに残り続けてるってことは試合で結果を出せてる選手だろうからサッカーセンスのほかに突出した何かを持ってるんだろうな。


アシトをガン見する阿久津。こっわ…
ただでさえ栗林のことで気が立ってるから松永の"試し"が可愛く思えるほどキツい嫌がらせをしてきそう。
こんなもんじゃないからなアッくんは…
普通に容赦ない暴力と暴言浴びせてくるからな。

そもそも何で阿久津ってアシトを目の敵にしてるんだっけ…。
最初はセレクションでアシトが同じチームのメンバーと馴れ合いのような事を始めたのが気に障ったみたいだけど、それからは地方出身同士の同族嫌悪的なものも感じる。
親の金云々の台詞が咄嗟に出てくるのって家庭環境もアシトと似てるのかも。


栗林は私服だから練習に混ざることはなさそうだけどアシトの動きを見てどういう反応か気になる。

可憐な後輩女子2人との絡みも。

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アオアシ 119話

119話「 スタートライン」


Aチームでの初練習。

今までAの選手には練習相手をしてもらってる感覚だったからこうして同じ練習場に入るだけで緊張感が半端ない。

福田もすぐそこに。
毎日ゾクゾクするコーチングを受けられるんだな...。
栗林目当てのサポーターで人も多い中始まる「オシム式パス回し」。

パスを出す相手に向かって違う人の名前を呼ぶだけで混乱するんですが…
またこうやって説明だけ理解するのと実際に体を動かしながらやるのは全く違うんだろうな。

アオアシを読んでるとサッカー選手ってインテリジェンスの塊なんだなと思う。

福田の指示に無言で練習にうつる選手たちにビビる大友。
腹から声出して返事、とかキャプテンが練習メニューの号令かけたりしないのが部活と違ういかにも"ユース"って感じだ。
その中で平さんが居てくれる安心感。
「顔見るとホッとする~」
と、泣く大友。
Aに上がった後ですら色々面倒見てくれたもんなあ。

Aの中でもこういう練習は主力組と控え組で分かれてするのか…
遊馬はちゃっかり主力組。
1年1人で良くやってるなあ。

主力組に混ざりたいのを隠そうとしないアシト、2年の松永に早速目をつけられる。


このパス回し練習本当にキツい...
パスをする一手先の選手を確認してる間にボールが来るしダイレクトパス限定だから誰に出そうか、相手が誰に出せそうか、考えてる暇がそもそもない。
Bでもやってきた事なのにAではスピードの桁が違う。

 

それでもここで評価されればJリーグの舞台に立てる。

「そうしたら俺は、夢がかなう。」
「母ちゃんに金、本当に送ってやれる!!」
ブレずにずっとこれが原動力なんだなあ。

アシトはほかのユース生に劣る技術を才能でカバーしてる部分があるし、Aに入ったらボロが出始めるかもと予想してたけどまさかAで立派に渡り合う姿がこんなに早く見られるなんて…

「はいつくばってでもBには落ちねえ。」
覚悟が熱い。

Aでは最初は絶対に通用しないと黒田や望さんには言われてきたけどいつか通用する日を待ってたらあっという間に3年過ぎるし、次Aに上がれるのがいつになるのかも分からない。
「今」できるようになるしかない。

Bではアシトが出来ないことを大友や冨樫が練習に付き合って教えてくれたから、この2人がついていけないのは思い切り1軍との差を思い知らされてるようで不安になってくる…
大友冨樫だって覚悟は充分してきたはずなのに、それでも厳しいか。

 

よく考えたらこの話パス回ししてるだけなのにどうしてこんなにも面白いんだろう。

パス回ししてる漫画を深夜に読んで興奮で眠れなくなるって、
そんなのあるんだなあ…。

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アオアシ 118話

118話 「Aの会合」


きた、Aチーム編。

ベトナムまでトップ帯同している栗林に福田からユースに1度戻れとのお達しが出る。
ユースに帰ってきた栗林と義経たちAチーム豪華メンツでの「会合」。
今までほとんど台詞のなかった人達が喋ってる…会話してる…

桐木は発言からして概ね想像通りの性格だった。

以前義経の語尾に突っ込んでたしそういう役回りなのかな。

義経は練習ギリギリまで寝るタイプらしく「なんかゴチャゴチャ練習場がうるさいジャー!!」と駄々っ子のように騒ぐ。

アシトが試合前に走り込みしてみんなに反対されてた時1人だけ「それで集中できんの?じゃあよござんす」と寛容だったのは自分がこういうスタイルだからなのか…

久々に栗林と再会するそれぞれの反応でキャラクターの性格が垣間見られて面白い。
義経「トゲトゲ君!」てずっと栗林に抱きついてるし、それに対して栗林も他のみんなも全くの無反応なところがいつもこんな調子なのだな…という感じ。

栗林は愛されキャラだなあ…。

福田と阿久津が後から来ると「よ、アッくん。」と声をかける栗林。

アッくん「チッ」

阿久津の方は前に1度「栗」と呼んでたっけ…
この2人の仲が良いのは栗林のあっけらかんとした性格のお陰だろうな。
阿久津の毒舌へのスルースキル高そう。

アッくんは下の名前が綺麗だからぜひとも誰か名前で呼んであげてほしい。

 

福田が栗林を呼び戻したのは今プレミアリーグで高校が強くて面白いからというのと、最たる理由としては
福田「お前さ ちょっと落ち着けよ」
と。

自分の技術を魅せるサッカーに徹しすぎて焦ってない?ってことか。

高2でプロの試合に出ることだけでもすごいのに、そこで通用するかしないか、の次元じゃない。
プロの試合に出ることをゴールに据えずさらにその先を見てる。

どこまで行くんだ栗林は…。

会話のレベルの高さに度肝を抜かす面々。

栗林「俺が、冷静さを失くすことで、何を一番心配してるんですか?福田さんは。」
福田「まァ、怪我なんだろうな。」

やっぱりそうだよな…
みんな福田の過去を知ってるから重く受けとめてる。

栗林はいつも冷静に見えるけど7巻で花といる時サポーターに「エスペリオンの未来はお前にかかってるからよ!」と言われたような事がおそらく日常的にあるだろうから、周囲の期待に応えなきゃとか自分で感じてる以上のプレッシャーがあったのかな。

ユースに戻るのも期間限定だからアシトがAで一緒にプレーできるとしても2ヶ月か。

栗林のプレーを生で見られるうえに同じフィールドに立ってその才能を直接肌で感じられるんだ…

今まで直接的にはただの1度も絡みがなかった2人だから開口一番がとても気になる。

花の献立の件はどうなってるんだろう…。

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アオアシ 117話

117話 「RAIN」


雨、自転車、土手、男子を抱きしめる女子…青春だ…
よく見ると若干背伸びしてるのかわいすぎる…。

「冗談、冗談!」とごまかす辺り花らしいけど、そのあと寮に来たことすら忘れる動揺っぷりを見ると後のこと全く考えずに反射で思わず…って感じだろうな。

強まる雨に仕方なく雨宿りする2人。
状況が飲み込めないアシト。
花と目が合ってドキィッとする。
いつもゾワっとしてばかりだからこういう種類のは初めて見たかも。

雨宿り中アシトが無言でベンチに立ってるのがシュールで笑えるけどB専用グラウンドは水はけが悪くてプールみたいになるから下りられなかったのか。

武蔵野戦、アシトのゴールシーンが過去の福田と重なってから感じている違和感を払拭するために兄ィに会いたくてここまで来たという花。

アシト「お前ってさ、本当に福田のオッチャンのこと好きなんやな。」
「そうだよ、お嫁さんになると思ってた。」

スタンドで輝いていた選手が怪我で沈んでいく姿をすぐ側で見続けるのは辛すぎて、幼い花が自分が応援したせいで…とトラウマになっても仕方ない。

武蔵野戦でアシトと福田が花の中で重なって、自分が応援すると兄と同じようにアシトも怪我をしてしまうんじゃないか、自分の好きな選手が泣いて苦しむ姿をまた見ることになるんじゃないかと不安なんだろうな。

 

若い福田が松葉杖の傍ら絶望した顔で号泣するコマがキツい…
この表情だけでサッカーがやりたくてもやれないもどかしさややりきれなさが痛いほど分かる。

この頃福田は23くらいだから花は4、5歳?
その幼さでお嫁さんになりたいくらい大好きな人にこんな顔されたらもう一緒に泣くしかないよな…。

アシトとしては福田の代わりというのはちょっと面白くない。
でも毎月献立作ってくるなんて普通できないし、あれだけ色々世話を焼くところからしてとっくにただの代わりじゃないと思うけどなあ。

「お前の応援はキく。力が出る。」
「お前が思ってる以上に俺は力をもらってるぞ!」
とストレートに伝えるアシトに近づき、クルクル前髪を掻き上げ、おでこにチューする花…

とりあえず口はともかくほっぺとか色々隙だらけなのに敢えておでこを選択する花ちゃん、分かってる。
ハグは冗談ではぐらかせたけどこれは流石に無理なのでは…どうする花。


Aチーム編に身構えてたらまさかのこんなドキドキ展開が待っていようとは…

サッカーしててもラブコメしてても本当に面白いなあ。

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アオアシ 116話

面白すぎて本誌に手を出してしまった...。

 

116話「礼」


福田からAチーム昇格を告げられ「ついにきたな !」みたいな表情でアシトの肩を抱く橘。
頑張るアシトに純粋に憧れたりエゴ剥き出し集団の中で友達の昇格を自分の事のように喜べる橘、優しいなあ…。

昇格を祝して大友の部屋でみんなでどんちゃん騒ぎ。
同室なのに気を遣うどころか朝利に「I am ア A、おまえはB」と書かれたタンクトップを見せつける大友。
これを自分で仕込んでる時の大友の顔が目に浮かぶ
朝利も朝利でこの分かりやすい煽りに即座に反応して大友に掴みかかるしクール装ってるけどサッカー関連のことでは普通に沸点低めなんだよな…。


騒々しさに自室でイラつく冨樫を誘いにくる橘と何か悪態ついてる様子の竹島

じゃあなんで来たんだ…

もう竹島の方は冨樫との言い争いを楽しんでいるようにすら見える。
ここまで長かったなあ…


ところで寮内でみんなほぼ裸足だけどこれは何か意味があってのことなんだろうか。
尖った物とか踏んで足怪我したら大変だと思うんだが…野生児ぽくて良いけど。


大友たちに加わらないアシトは1人望さんの元へ。
自分がAチームにこれほど早く昇格できたことを望さんのおかげやと深々と頭を下げ、相変わらず敬語は使えないけど「ありがとうございます」と真剣に伝える。
紀子さんに手紙で言われたことちゃんと守ってるな…

 

激レアな望さんスマイル。

「本当に良くみえている」に続いて2度目だ。

いつも突然くるから破壊力やばい…
1度目のときアシトはあの望さんが笑った事実に驚くだったけど今度は笑い返せた。

微笑み合うコーチと選手の図、いいなあ。
最初アシトに心の中で鉄仮面とか言われてたのに、この頃望さんの人間らしさとか選手1人1人をしっかり見ててくれる所とか好感度上がる描写ばかりで、もし今人気投票をやったら絶対上位に食い込んでくると思う。

 

武蔵野戦のあと佐竹監督に「僕らにとっては33番さえいなければ...」と言わしめたアシト。

この逸材をうちが欲しかった、ではなくエスペリオンが見つけてくれて良かったと言う佐竹監督はやはり名将だ…
これから金田をどう育てていくのか楽しみ。


雨が降り出す中、外でボールを蹴りながら歩くアシトは花に遭遇。
花の顔を見たら憧れだったAチームに昇格した実感がようやく湧いてきたのか、初めて「花!!俺、やったぞ!!」と喜びをあらわにする。

仲間に祝福されるよりコーチに褒められるより花の顔を見ただけで嬉しさが込み上げるんだなあ。
手まで握っちゃって…アシトに思春期はないのか…

それ以上に驚くのが花の行動。
アオアシ女子は男前で大胆だとは思ってたけど、ハグも花からだった。

 

新章って、そういう事だったの…

スポーツ漫画に挟み込まれるラブコメは素晴らしいな...。

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アオアシ 11巻 感想

常々アオアシは今1番面白い漫画だと思ってましたが、11巻は......さらにアオアシの中でもダントツで、この面白さに慣れてしまうのが怖いくらいだった…。

 

以下ネタバレを含みます

 

アオアシ(11) (ビッグコミックス)
 

黒田のナイスクリアで何とか追加点を奪われず前半を終え怒涛の後半に入りますが、この前の控え室でもまたドラマがあり......
穴として付け込まれてしまっていた冨樫、竹島ラインのカバー役を買って出る黒田。

この3人がうまく連携するには話し合いが必須なのに、サッカーに関係ないジュニアの頃からのこだわりを捨てきれない冨樫とギスギスした空気を何とかすべく真摯に言葉を選ぶ望コーチがとても信頼出来るし、これを引き出した福田監督のアドバイスも素晴らしい。
選手は未熟であり、それはコーチ陣も同じであるという......教える立場でありながら成長に貪欲なこの二人の監督がABチームに居てくれればもうエスペリオンは何があっても大丈夫な気さえする。
選手だけでなく監督の葛藤や成長まで見られるなんて...焦点の当て方が幅広いかつ丁寧でいつも感動します。

後半に向かうアシトがすれ違いざま花に一言求めると

頑張れ。負けるな。力のかぎり。

と返す花部長。

それを背後から見つめる杏里と福田、福田越しにアシトを見るこの5コマの構図が意味深だ...

杏里も杏里なりに頑張ってるだけに不憫だなあ。

106話望コーチの「私はお前のように強くないからな、福田」も含めて2人の関係性も気になる。

 

始まる武蔵野戦後半は序盤から完全にエスペリオンのペース。ここからは鳥肌ノンストップ。
アシトが台風の目となりその場にいる誰もが予想だにしないプレーで最高に試合を盛り上げ、さらにコーチングで周りを動かす能力が完全に覚醒する。
何よりアシトに翻弄されながらみんながサッカーを純粋に楽しんでいるのが伝わってきて、「一発かましてやろうぜ!」感がすごい。読む側もただただ楽しい。

今までは大友、黒田、橘あたりを動かすだけだったのがもはやBチーム全体をアシトが掌握していくのがゾクゾクする。
あのクールな朝利までいつもの自分ではまず考えられないような突飛なプレーを引き出されて興奮が止まらないといった様子…
そしてアシトのパスに込められたメッセージを受け取ってそれを汲み取る黒田には抜群のセンスを感じる。
この場面が、4巻の紅白戦で黒田がイラつきながらアシトに言った

パスからメッセージが伝わらないの?

と綺麗につながって、まさにその瞬間、アシトは黒田の言葉の核心を理解する。

またアシトの中でサッカーが広がった。
あの時はまだFWとして自分が点をとることしか頭になく「何が分からんのかもわからん!」だったのに、成長したなあ…。

 

そんな興奮続きの試合の最中にうっかり泣きそうになったのが冨樫の望コーチとの回想。
福田監督に惚れ込んで教えを乞うためにここまで頑張ってきたような冨樫がBチームの望コーチの元でよく大人しくやってるなと思ってはいたが、2人の間にこんな感動エピソードがあったとは...
個人的に11巻のMVPは望コーチで、もう人として尊敬する。
手に負えないから取り敢えず触らずにおくような意味合いで褒める、とか否定しないのでなく

お前は、今のままでいい

と"冨樫慶司"を肯定する感じ......言葉に100%嘘がないのが分かる。
今までどこのチームでも居心地の悪さを感じていた冨樫が1番欲しくて誰からも貰えなかった言葉だと思う。
「あのオッチャンを困らせたくねぇ」 から大嫌いな竹島と連携するのもヤンキー冨樫らしいというか、自分を信じてくれた人を裏切りたくないんだな…。

Aで福田監督のコーチングも楽しみだけど、今回望コーチへの好感度が上がりすぎてもう少しBチームで教わることが…と思ってしまうくらい。

チームを勝利に導き大活躍のアシトは試合後念願のAチーム入りを果たしますが、同じく選ばれた3人は結構意外…
殻を破ったばかりの橘はまだ早かったか。
2度目の黒田と、折角竹島と連携がとれるようになったところで冨樫もAに。

AチームのDFというと阿久津がいるけど大丈夫だろうか…

たぶんBチームでできるようになったこともAでは通用しなくて、通用したとしてもレベルが違いすぎて必死について行くんだろうけど、セレクションの時に感じた圧倒的な差が少しでも縮まっていることを期待したい。
ひと足先にAチーム入りしてそのまま降格してない遊馬も気になるし…
あとアシトに限っては技術面だけでなく阿久津からのいじめによるメンタルが心配だ。

 

勢いの止まらないエスペリオンに前半あれだけ気合いに満ち満ちていた金田も

俺はやっぱり、偽物なのか...

と一瞬セレクションの時のように諦めかけますが、キャプテン武藤の言葉で持ち直して最後までどちらも戦意を失わずに戦い抜けて本当によかった。
佐竹監督もいるし武蔵野は何度でも這い上がってくると思う。

 

12巻より新展開突入だそうですがAチームの化け物集団のプレーがついに見られるのかと思うと...11巻もギリギリだったのに心臓がもたない...

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